Q.平米数の見方について

質問者

今回実家を始めて出て独立をするのですが、周りの一人暮らしをしている友人に色々と話をしたところ、『広さは20㎡位はあった方が絶対良いよ!』と数人に言われたのですが、何故『20㎡』がお部屋を探す際の基準になっているのかあまりピンときていなくて。。

そもそも1.0畳が何平米なのかも理解していないです。

どういう基準があるのか教えてほしいです!!

ご回答お願いします!

橘 真人

お部屋探し経験豊富なご友人が周りにいて良かったですね。

単身用の物件(1Rや1K)ですと、私が今まで見た一番狭いお部屋で約7㎡(10年前位に小田急線の駅で見ましたが衝撃的な狭さでした)、広いサイズですと40㎡近くと様々なタイプがございます。

まず平米数をイメージする際に『1.0畳が何平米であるか』を把握された方が良いかと思います。

畳1.0枚分は1.62㎡以上と定義されているので、ここのご説明では『畳1.0枚=1.62㎡』でお考え下さい。

※分かりやすく1.62㎡をイメージするなら上記図のイメージで。

恐らくご友人が言っていた『20㎡』とは人気条件のバス・トイレ別の物件での目安かと考えられます。

ここでスタンダードで多く生産されている間取りでご説明をします。この間取りには人気である下記5つの条件がクリアになっています。

①バス・トイレ別

②室内洗濯機置き場

③クローゼット

④キッチンと居室に仕切りのある1Kである

⑤居室は6.0畳確保されている

初めてのお一人暮らしとなると上記のような間取りに住まれる方の割合が非常に多いかと思います。

単純に間取りの各スペースの足し算をすれば、何故20㎡が基準なのかが見えてきます。

①居室6.0畳【9.72㎡】

②クローゼット0.8畳【1.29㎡】

③キッチン2.5畳【4.05㎡】

④お風呂1.5畳【2.43㎡】

⑤トイレ1.0畳【1.62㎡】

⑥玄関0.5畳【0.81㎡】

①~⑥を全て足すと、19.92㎡!!

要するに、最低居室の広さは6.0畳は確保されていて、収納スペースもそれなりにあり、バス・トイレ別&室内洗濯機であり、キッチンと居室が独立した1Kで探すと20㎡前後がラインになる!

この基準となる平米数を下回ると、1.0㎡あたり約0.5畳ずつ狭くなっていくということです。

『荷物が少ないから居室は4.5畳くらいあれば大丈夫!』な方や、『居室は6.0畳は最低欲しいけど、お風呂とトイレは一緒でOK』の方であれば専有面積は16.0㎡程度でも全然問題なし!

基準はもちろん大事かもしれませんが、単純に20㎡以下の物件=自分にマッチしていない訳ではありませんので、最終的にはしっかり自分の中での優先順位を決めて現地を見て自分が納得できれば良いかと思います!

平米数に左右されず自分の目で確かなご判断を^^